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ピッチはスタートアップの登竜門!8つのコツとおすすめイベントを紹介

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有名スタートアップの中には、ピッチイベントへの参加がターニングポイントとなったという会社も少なくありません。ピッチとは、自社のビジネスアイデアや製品をわかりやすく伝えるためのプレゼンテーションです。この記事では、ピッチ成功のための8つのコツやおすすめのピッチイベントをご紹介します。また、ピッチイベントに参加して成功した経営者たちのコメントも見てみましょう。

スタートアップのピッチとは

スタートアップのピッチとは、スタートアップ企業が新しいビジネスアイデアや製品を投資家やベンチャーキャピタル(以下、VC)の担当者に短い時間でプレゼンテーションすることです。ピッチは、英語の「pitch」が元になったシリコンバレーで生まれた言葉で、普通のプレゼンテーションよりも短い5分から10分くらいで行われることが多いです。ピッチの主な目的は資金調達で、投資家から支援してもらうために行います。

最近では、大型のスタートアップイベント内でのピッチコンテストも増え、そこでは自分たちがどのように社会的な問題を解決しようとしているかといった「聞き手に想いを届ける」ストーリー性が大事にされています。また、そういったピッチイベントで優勝することができれば、信用の獲得にもつながりますし、メディアの注目を浴びやすくなって、投資や協業などのビジネスマッチングのチャンスも広がります。ピッチは、ビジネス成功への「きっかけづくり」といえるでしょう。

ピッチで成功するための8つのコツ

これから挙げる8つのコツで、ピッチがもっと効果的になり、相手へ魅力的にアピールできるようになります。自信を持ってビジネスをピッチし、成功につなげましょう。

  1. シンプルなメッセージ
    ピッチの時間は短いので、ポイントをシンプルに伝えましょう。自分たちのビジネスがどのような問題を解決するのか、分かりやすく伝えることが大切です。
  2. 魅力的なストーリー
    自分たちのビジネスアイデアや製品がどのように問題を解決するか、そしてその問題を解決することにどんなインパクトがあるのか、ストーリーを通じて伝えると、相手に魅力的にうつります。
  3. ビジュアル的な説明
    問題を解決するためのアプローチをシンプルに見せましょう。図やグラフを使って、アイデアをパッと目で見てわかるように説明しましょう。
  4. 他との違いをはっきりさせる
    自分たちの優れた点や競合との違いを強調し、なぜあなたのビジネスアイデアや製品が必要かを伝えましょう。また、「競合はいません」というのはNGです。類似のビジネスやプロダクトと比較することで聞き手が理解しやすくなるのです。
  5. ビジネスモデルを伝える
    どのように収益を上げるか、ビジネスの仕組みをシンプルに説明しましょう。お金の流れをわかりやすく伝えることが大切です。
  6. 質問にしっかり答える
    質問への答えには自信を持ちましょう。ピッチの時点で完璧にビジネスができていることはありませんから、どこまではできていて、どこからは検証段階なのかを堂々と回答すれば良いのです。聞かれそうな質問に備えて、しっかりとした答えを用意しておくことも役に立ちます。自分のビジネスについての熱意を伝えることも忘れずに。
  7. これまでの成果を伝える
    成功した事例や実績を通じて、自分たちの信頼性を高めましょう。これまでの仕事やクライアントからの声を共有することで、自信を持って話すことができます。
  8. クローズアクション
    ピッチイベントでは懇親会などが用意されていることがあります。ピッチ後のアクションとして、投資家やVCと連絡先を交換して、お礼やミーティングのお願いをするとよいでしょう。

おすすめのピッチイベント5選と過去出場者の声

ピッチイベントに出場するなら押さえておきたいイベントをご紹介します。JP Startups(ジャパスタ)のスタートアップ経営者インタビューから、実際にピッチに参加したときのコメントもピックアップしました。

Infinity Ventures Summit(IVS) ピッチコンテスト「LAUNCHPAD」

Credit:株式会社Headline Japanプレスリリース

数百社以上の応募者の中から選考を勝ち抜いた十数社の企業が、投資家・VC・大手企業からなる審査員の前で6分間のプレゼンテーションを行います。過去の登壇者からは資金調達やIPOした事例も多くあり、その後の人生を大きく変えるイベントとして注目を浴びています。

「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」優勝|株式会社PETOKOTO

ピッチの動画を見ていただくことで、資金調達が決まったり、採用が成功したりと、良い影響もたくさんありました。

株式会社PETOKOTO|「PETOKOTO FOODS」などのペットウェルネス事業を展開

ペットを家族として愛せる世界を目指して。難易度高い事業展開と市場変革に挑むPETOKOTO・大久保 泰介氏

近年、国内においてペットに関連した市場が拡大している。経済産業省HPによれば、コロナ禍でペットと触れ合う時間や飼育する人…

2021年「IVS LAUNCHPAD Entertainment」決勝出場|Radiotalk株式会社

ICCとIVSの両方に出させていただきました。それをきっかけに、いわゆるスタートアップ村以外にもRadiotalkが認知されたと感じています。

Radiotalk株式会社|1タップですぐに始められる音声配信プラットフォーム「Radiotalk」を運営

音声こそ人の魅力を伝える最適ツール、熱狂が連鎖するコミュニティRadiotalkからプロのクリエイターを

通勤時間や家事、勉強の合間にTwitter、TikTok、Instagram、YouTubeといったプラットフォームを見…

「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」決勝出場|株式会社Kiva

結論から言うと出てよかったです。YouTubeの再生回数がかなり多いので、認知拡大、採用、調達にとても効きます。

株式会社Kiva|ECサイトに最短即日で延長保証を提供する「proteger」を開発・提供

有名スタートアップピッチでも大注目のサービス「proteger」、誰も気づかなかったニーズを捉えた24歳の描くBig Pictureとは

通販でモノを買うのに、すぐに壊れてしまわないか不安になったことはないだろうか。特に、パソコンやスマートフォンといった高価…

「IVS2021 Spring LAUNCHPAD」優勝|207株式会社

VCの方に僕たちの存在を知っていただくことができ、IVS出場後には出資も決まりました。

207株式会社|物流業界のラストワンマイルのDX化を目指し、配達効率化に特化した事業を展開

日本発の物流のスタンダードを創り、いつでもどこでもモノがトドク 世界を目指す207の挑戦

近くの営業所に荷物があるのに不在が続いて受け取れない⸻ そんな経験をした方は多いのではないだろうか。物流のラストワンマイ…

Infinity Ventures Summit 2020「IVS LaunchPad」優勝|株式会社アダコテック

IVS LAUNCHPADの優勝は、採用に非常に効果がありました。

株式会社アダコテック|産業技術総合研究所の特許技術を用いて独自のAIを開発

技術で産業の変革を起こす。検品を起点にモノづくりを進化させるアダコテックの挑戦

「モノづくりの進化と革新を支える」 穏やかな口調でスケールの大きな言葉を紡ぐ河邑 亮太(かわむら・りょうた)氏はこう語る…

2020年「LAUNCHPAD SaaS」決勝出場|株式会社Spider Labs

資金調達に繋がり、その後のコミュニケーションから多くの事を学びビジネスに活用できました。さらに顧客も紹介いただき、IVSには本当に感謝しています。

株式会社Spider Labs|アドフラウド(広告詐欺)対策ツール「Spider AF」を提供

日本発サイバーセキュリティーカンパニーSpider Labs、グローバルマーケット開拓への飽く無き展望

「どんな時もやりたいことに全力投球」 日本発サイバーセキュリティスタートアップとして世界に勝負を仕掛ける株式会社Spid…

「IVS 2019 Summer Kobe」優勝|ファンズ株式会社

藤田氏

IVSはエンドユーザーへの認知拡大のほかにも影響力があり、資金調達で門前払いされることもなくなりましたし、採用にもかなり活きました。

ファンズ株式会社|貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営

日本は投資必須時代へ、これからのスタンダードとなる金融商品開発に挑むファンズが目指すコンプラインスと開拓の両立経営

会社員でも片手間で行っている人も少なくない株式運用。一方、投資先に不安があったり、株価の乱高下リスクがあると懸念すること…

2021年「LAUNCHPAD Entertainment」第1位|株式会社カウシェ

株式会社カウシェ|一人では買い物ができないシェア買いアプリ「カウシェ」を運営

Enjoy Workingで雪だるま式に組織成長。シェア買いアプリで挑戦を続けるカウシェ代表 門奈剣平氏インタビュー

「世界一楽しいショッピング体験を実現させる」創業2年で爆発的な成長をとげるシェア買いアプリ「カウシェ」を手がける門奈 剣…

B Dash Camp ピッチコンテスト「Pitch Arena」

日本最大級のカンファレンス「B Dash Camp」内のメインコンテンツの一つとなっているピッチコンテスト「Pitch Arena」。登壇した多くのスタートアップが資金調達や事業連携を実現し、IPOやM&Aを達成しています。「B Dash Camp 2023 Spring in Sapporo」では約100社の応募の中から、書類審査と面接を通過した10社のスタートアップが予選に登壇して、6社がファイナリストに選ばれました。

  • 参加条件:株式等による「資金調達額が累計5億円未満」であること / 大企業の子会社でないこと / 「デモが可能なプロダクト」があること
  • URLhttps://camp.bdashventures.com/

「B Dash Camp 2022 FALL IN FUKUOKA 」準優勝|サグリ株式会社

坪井氏

投資家との接点が生まれたり協業できそうな大企業とつながりができたのは大きなメリットでした。また、監査法人の方や未来につながるプレイヤーの方々との接点を持てたのも貴重な機会でした。

サグリ株式会社|サテライト・AI・グリットの三つのキーワードを掛け合わせた事業を展開

農業DX×脱炭素で海外6カ国に展開。自治体と連携し、法改正を実現したサグリ坪井氏インタビュー

「自分たちのプロダクトには大きな優位性があり、着実に成長を重ねていきたい」 衛星データを活用して農地に関する課題解決につ…

「B Dash Camp 2018 Spring in Fukuoka」優勝|株式会社カケハシ

B Dash Campでは予選と本選の両方で審査員に満点をつけていただいたことが話題になり、一気に知名度が上がりました。

株式会社カケハシ|薬局の働き方改革と患者満足を支援、薬局体験アシスタント「Musubi」を提供

無茶で大きな課題にも高い志で向き合って – 薬局から日本の医療を改善していくカケハシが体現する理想の世界

長い列。憂鬱な待ち時間。体調が悪くなると心配になって行くのが病院だが、病院や薬局の長い待ち時間は体調の悪い自分に追い打ち…

「B Dash Camp 2023 Spring in Sapporo」優勝|株式会社Poetics

株式会社Poetics|音声から話し方や感情を測定する音声AI 搭載のSaaS「JamRoll」を開発

声から人間の感情を解析する。共感を軸にしたテクノロジー開発に挑むPoeticsの挑戦とは

「『共感』で声を響かせる」 スマートスピーカーが日常的になった昨今、一線を画する音声プロダクトを展開するスタートアップが…

「B Dash Camp 2023 Spring in Sapporo」準優勝|株式会社ザブーン

株式会社ザブーン|船舶管理のスタンダードプラットフォーム「MARITIME 7」を開発・運営

ザブーンの営業は船に乗る!?船員の労働環境に変革を起こす、ザブーン代表戸高氏インタビュー

「島国日本の輸出入を支える海事産業で挑戦する」 海事産業に深い造詣を強みとしながら問題に取り組む戸高克也(とだか・かつや…

「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporo」決勝出場|株式会社Kiva

株式会社Kiva|ECサイトに最短即日で延長保証を提供する「proteger」を開発・提供

有名スタートアップピッチでも大注目のサービス「proteger」、誰も気づかなかったニーズを捉えた24歳の描くBig Pictureとは

通販でモノを買うのに、すぐに壊れてしまわないか不安になったことはないだろうか。特に、パソコンやスマートフォンといった高価…

Industry Co-Creation ® (ICC) サミット  ピッチ・コンテンスト「スタートアップ・カタパルト」

本番までの約2ヶ月間に2〜4回のリハーサルを通じてプレゼンテーションをブラッシュアップするのが特徴で、ステップアップしたい起業家にとって最適なピッチ・コンテストです。登壇する企業数は10社ほどで、プレゼンテーションの時間は7分間。ICCサミットの登壇者を中心とした約30名が審査をします。

  • 対象:シード / アーリーステージのスタートアップ
  • 対象分野:社会課題を解決するユニークなプロダクト / サービス(例えば、農業 / 水産業 / 医療 x ICTなど社会に役立つプロダクト / サービスを重視)
  • URLhttps://industry-co-creation.com/

ICCサミット FUKUOKA 2022「SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!」優勝 ・「ICCサミット KYOTO 2021」3位入賞|株式会社エンペイ

私たちの会社、事業、想いを自分が全面に出て伝えていくことで共感者、支援者が増えるということを改めて学びました。

株式会社エンペイ|煩雑な集金業務のキャッシュレス化・DX化を実現する「enpay」を提供

自分がしてもらったようにすべての人に成長の機会を – Fintech創業者が語るやさしい世界

給食費に部活の会費。学校で渡される茶封筒。キャッシュレスの時代が到来したとはいえ、まだまだ学校現場では小口現金のやりとり…

ICCサミット KYOTO 2023 「カタパルト・グランプリ」優勝|サグリ株式会社

ICCサミットは日本の産業を共につくっていくというコンセプトのイベントです。

サグリ株式会社|サテライト・AI・グリットの三つのキーワードを掛け合わせた事業を展開

農業DX×脱炭素で海外6カ国に展開。自治体と連携し、法改正を実現したサグリ坪井氏インタビュー

「自分たちのプロダクトには大きな優位性があり、着実に成長を重ねていきたい」 衛星データを活用して農地に関する課題解決につ…

「ICC FUKUOKA 2020」優勝|株式会社アダコテック

メディアでも多数取り上げていただき、良い出会いが多数ありました。

株式会社アダコテック|産業技術総合研究所の特許技術を用いて独自のAIを開発

技術で産業の変革を起こす。検品を起点にモノづくりを進化させるアダコテックの挑戦

「モノづくりの進化と革新を支える」 穏やかな口調でスケールの大きな言葉を紡ぐ河邑 亮太(かわむら・りょうた)氏はこう語る…

「ICC FUKUOKA 2021」決勝出場|Radiotalk株式会社

ICCとIVSの両方に出させていただきました。それをきっかけに、いわゆるスタートアップ村以外にもRadiotalkが認知されたと感じています。

Radiotalk株式会社|1タップですぐに始められる音声配信プラットフォーム「Radiotalk」を運営

音声こそ人の魅力を伝える最適ツール、熱狂が連鎖するコミュニティRadiotalkからプロのクリエイターを

通勤時間や家事、勉強の合間にTwitter、TikTok、Instagram、YouTubeといったプラットフォームを見…

「ICCサミット KYOTO 2020」出場|株式会社ペイルド

まずは露出を増やそうと、あちこちに出場させていただきました。有名なイベントであれば登壇できる時点で狭き門なので、1位になれずとも素直に喜んでいいところではあるはずなのですが、個人的には優勝を逃してしまったと少し落ち込んだりもしています(笑)。

株式会社ペイルド|法人カードのクラウド発行・管理サービス「paild」を提供

三十にして立つという孔子の言葉を胸に起業を決意、新しい法人決済の未来を創るペイルド

法人を設立したはいいものの、法人クレジットカードは申込が煩雑で、すぐに発行できない……起業後は事業に集中したいのに、バッ…

ICCサミット FUKUOKA 2023「SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝|株式会社ハイヤールー

株式会社ハイヤールー|オンライン完結型コーディング試験サービス「HireRoo」を提供

中卒バックパッカーからメルカリを経て起業。エンジニア採用の課題解決に挑戦するハイヤールー・葛岡 宏祐氏

IT人材の不足が叫ばれて久しい。2030年にはIT人材が45万人も不足するといわれる中で、IT領域を担う人材を増やす取り…

ピッチイベント「Takeoff Tokyo」

スタートアップカンファレンスである「Slush Tokyo」を手がけたアンティ・ソンニネン氏が、日本のスタートアップエコシステムをもっとグローバル化したいという想いから企画されたピッチコンテスト。グローバルで活躍する起業家・投資家に直にピッチすることが可能です。

  • 参加条件:グローバルでのビジネス展開・資金調達を見据えたアーリーステージのスタートアップ
  • URLhttps://takeoff-tokyo.com/

2023年「Takeoff Tokyo」Group1ピッチ登壇|Faster Company

今回は、海外進出を希望しているスタートアップが参加できるイベントを探してたどり着きました。日本のカンファレンスは固い雰囲気のものがまだ少なくないので、こういったフェスライクなイベントはとても嬉しいです。

【関連記事】英語でピッチが行われたグローバルフェス「Takeoff Tokyo」の会場の様子をお届け

アフターコロナ待望のスタートアップフェス!日本から世界へ羽ばたくスタートアップ関係者が集った「Takeoff Tokyo」の模様をお届け

2023年6月8日から9日、寺田倉庫で、日本から世界へ羽ばたくスタートアップを支援するスタートアップフェス「Takeof…

【関連記事】「Takeoff Tokyo」を企画したアンティ・ソンニネン氏へのインタビュー

日本のスタートアップエコシステムをさらにグローバルへ!「Slush Tokyo」を仕掛けたアンティ氏が、次なる「Takeoff Tokyo」へかける思い

2010年以降に何らかの形でスタートアップに関与していた人であれば名前を聞いたことが、あるいは直接参加したことがあるであ…

TOKYO STARTUP GATEWAY

Credit:NPO法人ETIC.プレスリリース

分野を越えて「世界」を変える若い起業家の輩出を後押しするブラッシュアップ型コンテストです。初めから確実なプランは必要なく、エントリーは400文字のアイデアからスタートできます。50人もの日本を代表する起業家・VC・アクセラレーターがメンターやセミナー講師としてバックアップし、参加者と共にアイデアをブラッシュアップしていきます。

  • 参加条件:15歳から39歳までの起業を目指すアイデア・プラン段階の個人 / 都内で起業を目指す方 / プログラム通過者同士で切磋琢磨して、お互いを高め合っていく意思のある方
  • URLhttps://tokyo-startup.jp/

TOKYO STARTUP GATEWAY 2020セミファイナリスト|LIFEHUB株式会社

終了後もメンターの方に資金調達の相談に乗ってもらったり、投資家の方を紹介していただいたり、現在もお付き合いのあるキャピタリストの方とつながるきっかけができたりと多くの面で有意義な機会でした。

TOKYO STARTUP GATEWAY 2021 ファイナリスト|株式会社iiba

株式会社iiba|子育て系口コミ情報プラットフォーム「iiba」を開発・運営

「これからの人生は社会のために使う」 iiba・逢澤奈菜氏が子育てMAPアプリを立ち上げ、社会変革を目指す理由

子育て世代の抱える課題の解決に挑むサービスは多いが、子育て世代と企業、行政までを含めた大規模な経済圏構築までを見据えたサ…

ピッチに参加する5つのメリットと経営者がすすめるワケ

ピッチへ参加するメリットをご紹介します。JP Startups(ジャパスタ)のスタートアップ経営者インタビューから、ピッチへのコメントもピックアップしました。

ピッチに参加する5つのメリット

  1. 資金調達のチャンス
    ピッチは投資家やVCに自分たちのビジネスアイデアや製品をプレゼンするよい機会です。成功すれば資金調達の可能性が高まります。
  2. アドバイスをもらえる
    ピッチのプロセスで多くの投資家やVC、時には先輩の経営者からフィードバックを受けることができ、ピッチそのものはもちろんビジネスプランの改善に役に立ちます。
  3. たくさんの人と知り合える
    ピッチコンテストに出場すると、企業の知名度も高まります。また、投資家以外にも専門家やほかの経営者、将来の社員候補とのつながりも期待できます。
  4. スキルアップにつながる
    ピッチは、ビジネス戦略や競争力についてじっくり考えるよい機会になります。プレゼンテーションスキルやPR活動に重要な自己表現力も高まります。
  5. 市場の反応を知ることができる
    ピッチを通して、自分たちのビジネスアイデアや製品が市場でどのように受け入れられるかをテストすることができます。また、投資家やVCの反応から市場へのフィードバックを受け取ることができます。

ピッチを経営者がすすめるワケ

ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健 氏

ピッチへの登壇経験は、外部にものごとを伝える段階で自身の考えを明確化、言語化できるので良かったと思います。登壇という形での露出は採用につながることもありますし、場数を踏んでいくとどんどん上達していきますので、早めから参加したのは良かったです。

ugo株式会社|人xロボxAIを融合させた業務DXロボットを開発

アバターロボット「ugo」で次世代の働き方を提供|社会実装ファーストで開発を続けるugo株式会社

2006年にメイカームーブメントが起き、世界的にものづくりが身近になっていく中で、ものづくり大国として知られた日本はかつ…

株式会社Poetics CEO 山崎 はずむ 氏

海外のピッチコンテストへの出場経験は度胸もつきますし、様々な方とつながる点で非常に役立ちました。私たちは賞もいただけたのですが、受賞の効果そのものよりも、ピッチコンテストで得たネットワークの方がチームの資産となっています。

株式会社Poetics|音声から話し方や感情を測定する音声AI 搭載のSaaS「JamRoll」を開発

声から人間の感情を解析する。共感を軸にしたテクノロジー開発に挑むPoeticsの挑戦とは

「『共感』で声を響かせる」 スマートスピーカーが日常的になった昨今、一線を画する音声プロダクトを展開するスタートアップが…

株式会社ダイモン 代表取締役 中島 紳一郎 氏

見てくれる人や場所が変われば評価も変わるのだと感じたので、ピッチなどは粘り強く挑戦していくことの重要性を改めて感じました。

株式会社ダイモン|超小型月面ローバー「YAOKI」を開発

わずか500gの月面ローバー。8年間一人で開発しついに2023年に月面に着陸するYAOKIを開発する株式会社ダイモン中島氏インタビュー

「人類の進化のきっかけをつくりたい」 大きなビジョンを掲げ、民間月面探査に挑む中島 紳一郎(なかじま・しんいちろう)氏は…

207株式会社 CEO 高柳 慎也 氏

社内的には外部からの評価がついたことで「勝てるかも」という雰囲気が社内に醸成されたことや、YouTubeなどでピッチを見て興味を持っていただく方が増えるなど、採用や組織づくりにプラスに働きました。

207株式会社|物流業界のラストワンマイルのDX化を目指し、配達効率化に特化した事業を展開

日本発の物流のスタンダードを創り、いつでもどこでもモノがトドク 世界を目指す207の挑戦

近くの営業所に荷物があるのに不在が続いて受け取れない⸻ そんな経験をした方は多いのではないだろうか。物流のラストワンマイ…

ファンズ株式会社 代表取締役 藤田 雄一郎 氏

短時間で自分たちの事業をプレゼンしようとすると、採用や資金調達の場面でも使える、人の心を動かす言葉が出てくるのも思わぬ利点だと思いました。

ファンズ株式会社|貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営

日本は投資必須時代へ、これからのスタンダードとなる金融商品開発に挑むファンズが目指すコンプラインスと開拓の両立経営

会社員でも片手間で行っている人も少なくない株式運用。一方、投資先に不安があったり、株価の乱高下リスクがあると懸念すること…

株式会社Yoii 代表取締役 宇野 雅晴 氏

プレシード、シード期のスタートアップは、資金調達をしても断られることがほとんどだと思います。それでもめげずに自分のピッチや事業内容をブラッシュアップして、自社の事業の意義や特徴をしっかりと伝える努力を続けていれば、きっとその可能性を見出してくれるベンチャーキャピタルや投資家が見つかると思います。

株式会社Yoii|レベニュー・ベースド・ ファイナンス(RBF)プラットフォーム「YoiiFuel」を開発

スタートアップの資金調達に第三の選択肢を。「レベニュー・ベースド・ファイナンス」の国内普及と海外展開をめざす、Yoii・共同創業者 宇野 雅晴氏

現在の日本におけるスタートアップの資金調達は、ベンチャーキャピタルや個人投資家、企業などから株式による調達を行うことが主…

まとめ

スタートアップのピッチイベントへの参加は、資金の調達だけでなく、アイデアの改善や、新たな出会い、ビジネススキルの向上、市場の反応を知るよい機会でもあります。自信を持ってアイデアを伝え、新たなビジネスチャンスをつかみましょう。