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これが本当のダイバーシティだ!ジャングルX代表Panjaさんが想像の100億倍ぶっ飛んだ起業家だったハナシ

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独特な世界観を持ちながら、スポーツベッティングに挑戦する起業家、Panja氏。
アジアで唯一、イギリスのスポーツベッティング免許を取得しているジャングルXが目指す世界について、ジャングルX株式会社 代表取締役のPanja氏に話を伺った。

今回は、編集部の心の声も含めてお送りします。

編集部

これは仕事じゃない。創作活動だ

今回はインタビューにご協力頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

Panja:お願いします!でも僕のインタビューは(話が飛ぶので)記事になりにくいですよ(笑)。

(どんなエピソードが飛び出すのだろうか。頑張ってインタビューしなければ。。。)

編集部

まず、ジャングルXが取り組む事業について改めて教えてください。

Panja:スポーツベッティングです!既存のベッティングの構造を大きく変え、勝っても負けても楽しい、ベッティングすること自体が楽しいという体験をつくっています。特に、試合の勝敗結果を賭けるだけでなく、試合中のさまざまな事象に対して賭けを行うインプレイベッティングに取り組んでいます。

なぜスポーツベッティングの可能性に気づいたのでしょうか。

Panja:ベッティングによる革命には世界を変える可能性があるからです。そもそも個人的な思いとして、一瞬で世界を良くしたいというものがあります。そして100兆円規模の企業を作り上げないと、世の中の課題を大幅に解決することはできません。その結果、スポーツベッティングを武器としています。

事業に取り組む中で、大変だったことはありますか?

Panja:大変だったことがたくさんありすぎてわからないですね。気づいたら今に至っています。覚悟を持って事業に取り組んでいるので、それ以外は小さいことで覚えてないです。

週末はどのようにリフレッシュされていますか?

Panja:24時間、常に仕事をしています。趣味も特にないですし、そんな暇はないです。事業を考えている時間が何よりも楽しいです。

毎日、どのような24時間を過ごしていますか?

Panja:毎日朝4時に起きていますが、午後以降になると身が持たないですね(笑)。廃人のようになってフラフラ歩いています。毎日燃え尽きていて死にそうになっていますが、これが最高に楽しいのです。そもそも仕事と思っておらず、僕らは創作活動だと思っているので。

(めちゃくちゃストイックな人だなぁ。。。)
ちなみに、直江さんとお呼びするのと、Panjaさんとお呼びするのは、どちらがいいでしょうか?

編集部
Panja

僕、直江って名前が嫌いなんですよね。Panjaがいいです。ちなみに、「パンジャ」って5回言ってみてくださいよ!

(え、私に言ってます?これ…(困惑))
パンジャ、パンジャ、パンジャ(?)、パンジャ(??)、パンジャ

編集部
Panja

「ジャパン」になるんですよ!

え、あ!

編集部
Panja

私のイングリッシュネームの由来はこんな感じです。メンバー全員イングリッシュネームを持ってるんですけど、僕たちのカルチャーにもなってますね。

Panjaさんは、過去にバイオベンチャーと葬儀屋を経営されていたと聞いていますが、どのような経緯だったのでしょうか。

Panja:個人が自身の遺伝子を知ることは重要なのでバイオベンチャーを立ち上げ、結婚する人の割合は減少しても亡くなる人の割合は減少しないので葬儀事業をやりました。過去の事業の経験はすごく生きていますよ。やはりシリアルアントレプレナーであることの強みは感じています。次の勝負を仕掛けるべく手段として利確しました。

異能よ、来たれ

ジャングルXさんのHP拝見しました。「毒をコアエンジンに」という、インパクトがあるメッセージを拝見しましたが、思いを聞かせてください。

Panja:卓越していないと、ムーンショット(※前人未踏で非常に困難だが、達成できれば大きなインパクトをもたらす挑戦のこと)は起こせません。甘ったるい表現より、綺麗事なしで残酷な世界を見せることが大事です。スポーツベッティングには中毒性があります。この毒を世界中の善の方向に持っていったらどうなるだろう?と常に考えています。

ジャングルXは卓越した人が集まっているので、他の誰もが気づくことがなかったことに気づくことができます。ベッティングをベッティングとしてただ提供するのでなく、武器として社会善に活かすことに気づけることが重要です。強力な武器ほど、基礎体力がないとうまく扱えないので、綺羅びやかなところに惹かれるだけでなく、毒の部分も使いこなせるような骨太な人にぜひ来てほしいです。

仲間にしたい骨太な人、具体的にどのような人でしょうか。

Panja:僕が興味を持った人です。この人と、10年後、20年後の世界を一緒に見たいなと思った人は仲間にしたい。僕自身が生まれながらの起業家で、卓越しているので、天才な僕が認めた人はすごいんです。一般的な採用は今まで採用のエキスパートが言語化してきていますが、僕たちの採用はもう言語を越えているんです。

そういった方の特性は、どのようなコミュニケーションを経て見抜いていますか?

Panja:話して最初の3〜5分で分かりますよ。Zoom越しで分かります。ジャングルXのメンバーには、コミュニケーション能力は一切求めていないので、とにかく僕に認められた人ですね。

(ジャングルXの他の方も、すごい癖の強い人ばかりなんだろうなぁ。)

編集部

骨太な人について、もう少し詳しく教えてください。どのような経験を持っている方を仲間にしたいですか?

Panja:大学の博士課程に進学するくらい探究心がある方がいいですね。研究領域は、全く問いません。深く思考ができて、武器を持っている方が良いです。スポーツベッティングを事業にしていますが、スポーツが好きかどうかは全く関係ありません。まず、スポーツ好きというだけでは、この業界を変えられないのです。探究心を持っていて、常に課題意識と問題意識がある方に来てほしいです。

今後、そのような骨太な人を採用し、強固な組織にしていく上で、大事にしたい観点はありますか?

Panja僕の美意識に合う人をもっと仲間にすることですね。美意識はとても大事にしています。ただ、僕が気に入る人といってもイエスマンとは違います。そこが非常に深くて、高い山に登る志があるかどうか、という部分になりますね。

同席した社員に聞いてみた

ジャングルXの皆さんの集合写真 
(Credit:ジャングルX株式会社)

先ほどから、Panjaさんには圧倒されているのですが(笑)、今日のオンラインインタビューに同席頂いているMさんとTedさんにも、ジャングルXで過ごす日々について聞いてみてもいいですか?

Panja:もちろん、いいですよ!

M:僕に関しては新卒で入社しているので、一般的な会社との比較が難しいですが、一般的なの企業に入社するよりも、事業内容も見ている世界も僕に与えられている意思決定の権限も大きく、やりがいを感じています。他の会社にファーストキャリアで入社したらこのような経験は味わえなかったと思います。

就職活動を経てジャングルXに入社しようといつ頃決めたのでしょうか。

M:僕は学生時代に、高校からの友達と起業しており、会社の協業先の一つがジャングルXでした。最初は小さな連携だったのが、気づいたらコミットが増して、そのまま新卒入社に至りました。

Tedさんにもお聞きしていいですか?

Ted:私は、Panjaとはかなり長い付き合いになります。9割9分、世間一般から見ると大変な事しかないと思いますが、それがベンチャーをやるということだと思っています。仕事をする中でも、自分たちが見たい世界の実現のためには、自分の足りない部分を突きつけられることがほとんどです。しかしそういったトンネルのような日々の中でも、狙った部分でちゃんとトンネルから抜ける瞬間は楽しいですし、必ず訪れます。

ジャングルXでは、誰かの顔色を気にせずに、限られた自分の時間をしっかり事業にコミットできている最高の環境です。今は特に、賛同してくれる仲間が増えてきているフェーズで、再度気を引き締めなければと感じています。

Mさん、Tedさん、ありがとうございました。Panjaさん、本当にすてきなチームですね。

Panja:そうでしょう。多様性は本当に大事です。うちでは性別なども関係ないですし、今まで隅に追いやられてきたPh.D.保持者などは、どんどんうちに来てくれと思っています。彼ら彼女らの研究分野がスポーツベッティングに加わることで、全て武器になるってことを僕が証明したいと強く思っています。このような優秀な方々が、社会から排除されている社会も僕は嫌なのです。だからジャングルXでは、大人たちに迎合しなくても、コミニケーション能力がなくても、探求する純粋な動機さえあれば参画できるシステムになっています。だから本当の意味での多様性を作っていると思います。

イエスマンなんて一切要らないですし、全く興味ないですし、社長と呼ばれることすらうちはないです。みんなイングリッシュネームですし、役職すらこだわってないですし、何もない。あるのは探求心のみ。

反発からイノベーションが生まれる

Panja

ちょっと事業に対する思いを語っていいですか?

はい、ぜひお願いします!

編集部

Panja:実は僕は、スタートアップという言葉を使っていなくて、自分たちはベンチャービジネスをやっていると思っています。ベンチャービジネスっていうのは理念先行型でリスクを背負ってでも既存世界をパラダイムシフトする、ゲームチェンジさせるというチャレンジングさを含んでいます。

僕らは、大手企業や既存産業のアップデートをするのではなく、全く新しい世界を作りにいきます。あえて直接的な言い方にすると、既存の大手企業に嫌われることが僕らにとっての本当のゲームチェンジなのです。既得権益に嫌われる、そのハレーションこそがイノベーションが起こっている証拠であり価値なのです。

反発されないベンチャーではイノベーションが起こせないという、僕らなりの美学を持っています。既得権益に嫌われてなんぼで、大手企業が触れられないことをやってこそゲームチェンジのうねりを起こすことができる。そういった僕らのアンダードッグスピリッツを日々胸に刻み込んでいます。

力強いメッセージありがとうございます。最後に、ジャングルXが展開するスポーツベッティングを通じてどんな世界にしたいか教えてください。

Panja:世界中の7〜8割の人類がジャングルXのプロダクトを使って幸せになってもらいたいです。そして、多くの人類に精神的な豊かさを提供したいです。

ありがとうございました!

編集部コメント

インタビューを通じて独特な世界観で圧倒するPanja氏だが、確固たる意思を持っており、その視線は誰よりも力強い。きっとジャングルXなら、今の時代を変革できるのだろうと思わず感じてしまう、そんな1時間のオンラインインタビューであった。
スポーツビジネスの構造を大きく変革する可能性があるインプレイスポーツベッティングから、今後も目が離せない。