「スタートアップとは?」
最近、スタートアップという言葉はよく耳にするけれど、具体的に何をしているのか、どのような働き方をしているのかわからない・気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事はスタートアップへの就職や転職を迷っている方へ向けて、「ベンチャーとの違いは?」といったようなスタートアップに対しての素朴な疑問もテーマにしながら、スタートアップの働き方についてご紹介します。
スタートアップ転職後の後悔はわずか1人!9割以上が仕事の自由度・楽しさを実感!
経済産業省のスタートアップキャリア総研が行った、⼤企業からスタートアップへの転職経験がある101名を対象としたアンケート(※1)によると、スタートアップへの転職を後悔している⼈は101⼈中1⼈だけで、スタートアップへの転職者の9割以上は「仕事の⾃由度・楽しさが向上」していると回答しています。このアンケート結果のように、スタートアップには、自身のスキルや才能、やる気を活かして、仕事にやりがいを持って楽しく働ける環境が整っています。もしも、就職や転職を考えたときに、仕事の裁量権や自由度、環境が「自分に合っているかどうか」が大事だと感じている方はぜひ、スタートアップで働くことも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。スタートアップには、あなたの可能性を広げるチャンスが待っているかもしれません。
そもそもスタートアップとは?ベンチャーとの違いもわかりやすく解説!
わかりやすくいうと、スタートアップとは、新しいビジネスを始める企業のことを指します。そして、スタートアップには以下のような三つの特徴があります。
- イノベーション
スタートアップは、新しいアイディアや技術を活かして、これまでの市場や業界に革新をもたらすことを目指します。 - 組織的な急成長
スタートアップは設立から数年は赤字が続くことがほとんどですが、まずは将来の成功を目指してプロダクト開発や顧客の獲得に力を入れます。アイデアを実現するスピードが大事なスタートアップでは、いわゆるJカーブを描きながら、将来的には大きな収益を得る可能性があります。 - 出口(イグジット)戦略
スタートアップの急速なイノベーションを可能にするのがベンチャーキャピタル(VC)や投資家からの資金調達です。VCや投資家から出資を受けるには、出資者への利益還元の場として出口(イグジット)戦略を考える必要があります。スタートアップの出口戦略は主にIPO(証券取引所で株式を公開すること、いわゆる「新規上場」のこと)やM&A(自社が大手企業などに買収されること)のことを指します。
では、次にスタートアップと混同されるベンチャーとの違いを見てみましょう。
スタートアップとベンチャーは、両方とも新しいビジネスを始める企業を指し、ほぼ同じ意味と考えてOKです。あえて使い分ける場合は以下のような違いがあります。
スタートアップ
- ビジネスモデル
新しいアイデアや技術によって成長を目指す企業です。 - 収益性
これまでにない新しい価値をつくり出してビジネスを展開するため、プロダクトやサービスが完成するまでは収益がほとんど期待できません。しかし、社会にイノベーションを起こすことができれば、市場でのシェア拡大とともに急激に成長することができます。 - 資金調達方法
ベンチャーキャピタル(VC)や投資家から資金を調達することが一般的です。
ベンチャー
- ビジネスモデル
比較的小規模な企業でありながら、成長や収益を追求する企業です。 - 収益性
これまでのビジネスモデルを利用するため、初めからある程度の収益を得ることができます。黒字を維持しつつリスクの少ない経営を目指して、長期的にゆっくりと成長していきます。 - 資金調達方法
投資家から資金を調達する場合もありますが、スタートアップほどの資金調達の必要はありません。
このように、スタートアップはとても早い成長とイノベーションを追求する企業で、赤字という大胆なリスクを取りながら一気に事業や人に資金をかけ、新しい市場を開拓します。その一方で、ベンチャーは成長と収益を重視しながら、これまでの市場で競争力を高めることに力を入れています。また、実は「ベンチャー企業」という言葉は日本人がつくった和製英語で、英語だとStartup(スタートアップ)というのが一般的です。
スタートアップで働く魅力について知ろう
スタートアップに転職をしたら、どのようなことが待っているのでしょうか。ここではスタートアップで働く魅力について考えてみましょう。
スタートアップには次のような魅力があります。
- 新しい挑戦や成長の機会がある
スタートアップは成長とイノベーションを追求する環境です。新しいアイデアや技術に取り組みながら、自分自身も成長できる機会がたくさんあります。 - 自分の才能を活かせる
スタートアップは小さな組織のため、さまざまな業務に携わることがあります。自分の能力や才能をこれまでよりも活かすことができます。 - インパクトのある仕事ができる
スタートアップは小さいながらも大きな影響力を持つことがあります。自分の仕事が企業の成功や社会へのインパクトに直接つながる可能性があり、やりがいを感じることができます。 - スピード感と柔軟性がある
スタートアップは大企業に比べると意思決定がスムーズで、柔軟性があります。新しいアイデアや改善したいことを思い立ったらすぐに行動に移すことができる環境です。
スタートアップでは若くても、入社したばかりでも早いうちから裁量あるポジションを担当することができたり、さまざまな役割を同時に受け持ちながらいろいろな経験を積むことができます。逆に、企業や事業の状況に応じてフレキシブルに対応し、ときには役割の枠を超えて臨機応変に対処する必要があります。自分で考えて仕事を進めたい、変化が好きで幅広くたくさんの経験をしたいといった方にはやりがいを感じることのできる環境です。
スタートアップの働き方は大変?やりがいと労働時間のバランスを考える
スタートアップで働くとやりがいを感じることができるけれど、任されることもたくさんあって大変なのでは?感じている方もいるのではないでしょうか。
スタートアップは成長やイノベーションを追求するため、目標達成やプロジェクトの進行に向けて時間的な制約があり、プロジェクトの状況や期限に応じて長い労働時間になることもあります。とくに立ち上げ期や成長段階では、自分が思った以上の努力や時間がいることがあるかもしれません。
初期のスタートアップでは社内の仕組みが整っていなくて、カオスに陥っているところもあるでしょう。しかし、ある程度成長したスタートアップ(顧客の課題を満足させる製品を提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態)になってくると企業の制度やシステムは整っていきます。また、上場を視野に入れている場合には、一般的な上場企業と同じコンプライアンスを意識しているので、サービス残業や無理な長時間労働を心配する必要はないかもしれません。さらに、スタートアップは一般的な企業に比べるとフレキシブルな働き方を取り入れている場合もあります。とくにリモートワークやフレックスタイムの制度を導入しているスタートアップも増えているので、一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方をすることも可能かもしれません。
ただ、スタートアップの労働時間は、企業やプロジェクトによって異なってくるので、働いてみたいと思った企業やポジションに関する情報をしっかり確認することが重要です。企業や経営者が発信するSNSをチェックをしたり、転職・就活のイベントやインターンシップへ参加して、スタートアップの社風や働き方、やりがいなどを肌で感じることが大切です。また、多くのスタートアップ企業ではカジュアル面談を実施しています。カジュアル面談では面接とは違い、転職者から企業へたくさん質問をすることができますし、人事担当者以外の社員と話すこともできます。実際に働いている人の声を元に会社の比較ができるため、選考を受ける前でも選考途中でも、積極的に利用してみましょう。
さらに、東京都がスタートアップに関心がある方に向けて支援を行なっているのはご存知でしょうか?「STARTUP Career Fair 」というスタートアップへの就職を促進するイベントが随時開催されて、スタートアップで働くことに関するさまざまなテーマについてのトークセッションや、積極的に採用を行っているスタートアップによるショートピッチが視聴可能なほか、起業家やスタートアップの社員との交流ができるので、積極的に情報収集をしてみましょう。
学生必見!スタートアップのインターンに参加するメリットと気をつけたい点
学生の中には、就活など将来のことを考えてスタートアップでのインターンシップへの参加を考えている方もいるのではないでしょうか。スタートアップのインターンシップでは、一般企業に比べて実際の業務と同じようにさまざまな仕事に携わることができるため、たくさんの経験を積むことができます。しかし、気をつけておきたい点もあるため、参加する前にメリットと気をつけておきたい点、両方の側面をしっかりと知っておくことが重要です。
スタートアップのインターンシップに参加するメリット
- 責任ある役割を担うことができる
スタートアップでは、組織が小さくチームがフラットなため、インターン生にも裁量権が与えられることがあります。自身のアイデアや提案が尊重され、プロジェクトやタスクの進行において自分から進んで行動する力を発揮することができます。上司やメンバーのサポートを受けながらも、自らの意思決定や責任を持って仕事を進めることができます。 - 事業の成長を目の当たりにできる
スタートアップは短期間でとても早い成長を目指しています。そのため、インターン生は事業の成長を体感する機会があります。新しいプロジェクトの立ち上げや新規顧客の獲得など、自分が携わった仕事が事業の成果や展開に直接つながることを肌で感じることができます。 - 経営者の考え方やリーダーシップを学ぶことができる
スタートアップのインターンシップでは、経営者の働き方やメンバーのリーダーシップを身近で見ることができます。決断力やイノベーションへの姿勢、チームをまとめる能力などを体感することができます。経営者の成功や失敗から得られる貴重な教訓や経験も、将来のキャリアやビジネスにおいて役立つことでしょう。
スタートアップのインターンシップで気をつけたい点
インターンシップに参加する前に、実際の失敗パターンで気をつけたい点を把握しておきましょう。
インターンシップでの仕事に夢中になってしまうパターン
休みの日も仕事のことばかり考えて、空いている時間にはミーティングなども行い、気がついたらプライベートとインターンが一体化するほど仕事にのめり込みました!(大学3年生 Hさん)
結果:仕事に夢中になってしまい、Hさんは単位を落として留年してしまいました。
シフト管理、スケジュール調整をしっかりと
スタートアップではインターン生も重要な戦力とみなされることがあります。スタートアップのインターンシップは忙しいスケジュールや労働時間の不規則さが重なって、学業との両立が難しくなることがあります。テスト期間中など、忙しくなる時期は事前に伝えておくなどの対応をしましょう。
想定よりも責任が重くてプレッシャーに押しつぶされてしまうパターン
これまでのアルバイトと同じように一から仕事を教えてもらえるだろうと軽く考えていました。(大学2年生 Yさん)
結果:実際の社員と同じレベルの責任・業務を任され、率先して仕事を進めなくてはならない状況にYさんはついていけなくなってしまいました。
学生という立場を超えて、働く意味を考え、強い責任感を持つべき
スタートアップのインターンシップの多くは実践を通して学んでいくOJT(On the Job Training)形式が採用されています。そのため、インターン生は、じっくりと時間をかけた指導を受けることは難しいかもしれません。そのような中で、インターン生は自主的な情報収集や課題に対する解決能力が問われ、自己責任やリスクへの対応力が求められるため、ストレスやプレッシャーを感じることもあるかもしれません。決められたこと以上の成果を出そうとする意識を持って働きつつ、困ったときは自分ひとりで抱え込まずに早めに先輩社員に相談をしましょう。
インターンシップといいながらも、無給で働かされたパターン
即戦力とみなされて責任もある仕事を任されたので、がんばって無給で働きました!(大学1年生 Oさん)
結果:Oさんが参加したのは意欲ややりがいを搾取される、ブラックなインターンシップでした。
事前に面接などで給与について確認をしましょう
長期インターンの場合は給料をもらうことができます。しかし、スタートアップのインターン生は、即戦力と見なされて重要な仕事を任されるにもかかわらず、無給で働かせるブラックな企業も存在します。また、仕事に応じた給与額に見えても、計算してみると最低賃金を下回っている場合もあるので、注意が必要です。例えば、東京都の企業で1日8時間働いたときの給料が6,000円だった場合、時給換算すると750円となります。東京都の最低賃金は1,072円(2023年7月現在)なので、最低賃金以下で働かされていることになります。もし、長期インターンの求人サイトに給与に関することが書かれていないときは、面接でしっかりと給与について確認をしましょう。
スタートアップの給料は安い?高い?気になるホントのところ
スタートアップで働くことを考えたときに皆さんが気になるであろう給与についても考えてみましょう。
一般的には、スタートアップではやりがいを重視する傾向があり、初期のスタートアップでは、資金や収益が限られていることも多く、給与水準が高くない場合があります。しかし、スタートアップでは、企業によってはストックオプションという将来的に企業の株式を優遇された価格で購入できる権利が与えられる制度があることがあります。将来、株価が上昇したときにストックオプションの権利を使うことができます。例えば、メルカリが東証マザーズへ上場したときには、メルカリの役員だけでなく、従業員からも多数の億万長者が誕生しています。
また、日本経済新聞社がまとめた2022年「NEXTユニコーン調査」(※2)では、回答企業の21年度の平均年収は650万円と、上場企業の平均を45万円(7%)上回る水準でした。先ほど述べたように、初期のスタートアップの場合には、少ない給料で仕事がキツいという状況もあるかもしれませんが、収入面だけを心配してスタートアップを避ける必要はなく、やりがいや成長の機会を重視しながら、将来的な年収アップの可能性も視野に入れてスタートアップで働くことを考えてみても良いかもしれません。
※2 日本経済新聞 「スタートアップ年収、上場企業を7%上回る 650万円」より
大企業からスタートアップへの転職、失敗しないために知っておきたい三つのポイント
大企業からスタートアップへの転職を考えている方は、スタートアップのどのような特徴を知っておくべきでしょうか。実際の失敗パターンを見てみましょう。
いきなり専門外の仕事の責任者を任されてプレッシャーに押しつぶされてしまったパターン
専門外の仕事やスキルに見合わない大きな仕事の責任者に抜擢されました!(前職・大手外資系企業 Tさん)
結果:Tさんは今までに経験したことのない領域の責任者を任されてしまい、一人で仕事を抱え込んで何をすればよいのかわからず、責任の重さからわずか1ヶ月で退職してしまいました。
仕事は一から自分で行う意識を持ちましょう
大企業では、それぞれの担当する仕事が細かく割り振られて、管理体制もしっかり整っています。しかし、スタートアップでは少ない人数でさまざまな仕事をこなさなくてはならない場合があります。スタートアップでは、経験したことのない初めての仕事にも専門書を読んだり、社外の人に相談するなどして自主的に取り組む姿勢が必要かもしれません。
住宅手当や退職金が無くなるなどの金銭的な理由から家族の理解を得られなかったパターン
前に勤めていた大企業にはあった住宅手当と退職金がなくなりました。(前職・大手証券会社 Yさん)
結果:家族4人を養い、数年前に建てた一戸建ての住宅ローンがあるYさんは、スタートアップへの転職を家族に反対されてしまい、せっかく獲得した内定を辞退することになってしまいました。
事前に必要な生活費や福利厚生を確認すべき
スタートアップは大企業に比べて給与や福利厚生の面での制約があることがあります。転職を考えるときには、スタートアップで事業が失敗した場合のキャリアプランや経済的な面への対処も考えておく必要があります。また、スタートアップには他社との差別化や有望な人材を獲得するためにユニークな福利厚生が用意されている場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
スタートアップの雰囲気に馴染めなかったパターン
会社のHPや面接で雰囲気をつかむことはできたけれど、実際に入社してからうまくやっていけるかどうか不安です。(前職・大手メーカー Nさん)
結果:Nさんは入社してから一緒に働くメンバーとうまくコミュニケーションをとることができずに3ヶ月で退職してしまいました。
スタートアップのカルチャーを理解しよう
スタートアップは企業ごとに独自の文化や価値観を持っていて、大企業とは異なる働き方やチームの風土に適応する必要があります。また、数少ない選び抜かれたメンバー構成のため、仲間とのコミュニケーションも大切になりますし、経営者や上司との距離が近いので、気軽に意見することができます。自分が働きやすい環境かどうか、カジュアル面談などで人事担当者ではないメンバーにも実際に会ってみて、事前にそれぞれの企業のカルチャーを体感してみましょう。
まとめ|スタートアップ就職・転職を成功させるために大切なこと
最後に、スタートアップへの就職や転職を考えるときのポイントを三つご紹介します。
- 自身の強みやキャリア目標を明確にする
自分のスキル、価値観、キャリア目標をはっきりさせましょう。自身の強みや興味のある領域を把握し、スタートアップでの働き方や成長に対する期待をはっきりさせることが大切です。 - スタートアップへの理解
スタートアップの企業ごとのカルチャーや、業界動向を理解しましょう。事前に情報収集を行い、スタートアップのビジネスモデルや成長戦略、競合状況などを知っておくことが重要です。 - 学び続ける姿勢
スタートアップではあらゆる場面でいろいろな業務を担当することがありますので、たくさんの経験やスキルが求められます。自分から進んで新しいことに挑戦し、学び続ける姿勢を持ちましょう。
これらのポイントを頭に入れながら、自分に合ったスタートアップを見つけて新しいキャリアの道を歩んでみましょう。スタートアップには成長とやりがいを追求するチャンスがありますので、挑戦的なキャリアの一歩として前向きに考えてみてはいかがでしょうか。このほかにも、JP Startups(ジャパスタ)の「注目のスタートアップ企業76選!転職を考えるなら必見のトレンド企業一覧」では、スタートアップ創業者のインタビュー記事を紹介しながら、注目のスタートアップを紹介しています。こちらも参考にしながら、スタートアップへの理解を深めてみてはいかがでしょう。
注目記事
AIキャラクターが暮らす「第二の世界」は実現できるか。EuphoPia創業者・丹野海氏が目指す未来 Supported by HAKOBUNE
大義と急成長の両立。世界No.1のクライメートテックへ駆け上がるアスエネが創業4年半でシリーズCを達成し、最短で時価総額1兆円を目指す理由と成長戦略 Supported by アスエネ
日本のスタートアップ環境に本当に必要なものとは?スタートアップスタジオ協会・佐々木喜徳氏と考える
SmartHR、CFO交代の裏側を取材。スタートアップ経営層のサクセッションのポイントとは?
数々の挑戦と失敗を経てたどり着いた、腹を据えて向き合える事業ドメイン。メンテモ・若月佑樹氏の創業ストーリー
新着記事
AIキャラクターが暮らす「第二の世界」は実現できるか。EuphoPia創業者・丹野海氏が目指す未来 Supported by HAKOBUNE
防災テックスタートアップカンファレンス2024、注目の登壇者決定
大義と急成長の両立。世界No.1のクライメートテックへ駆け上がるアスエネが創業4年半でシリーズCを達成し、最短で時価総額1兆円を目指す理由と成長戦略 Supported by アスエネ
日本のスタートアップ環境に本当に必要なものとは?スタートアップスタジオ協会・佐々木喜徳氏と考える
Antler Cohort Programで急成長の5社が集結!日本初となる「Antler Japan DEMO DAY 2024」の模様をお届け