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【9/20-9/22】注目のスタートアップ資金調達

2022年9月20日から2022年9月22日に発表された資金調達ニュースのうち、JP Startups(ジャパスタ)が注目する案件をピックアップしてお届けいたします。

編集部コメント

Web3/Dapps領域で、シンガポール登記のHighphen Pte. Ltd.へ日本の投資家勢が出資。X to earnが広がりを見せる中、Communication to earnを提唱。トークンファイナンスも見据えた海外登記か。

他にも製造DX、営業DX、サステナ領域とトレンドが続く。Umee Technologiesは電気通信大卒業生による起業で、同学初の認定ベンチャーであり、大学内に登記も行なっている。旧帝大以外にもアカデミア発スタートアップが根付くか引き続き注目。

Seed

DMTP(Highphen Pte. Ltd.)がシードラウンド調達(2022年9月20日発表)

(Credit:同社プレスリリース

Web3におけるコミュニケーションのインフラを整えるDecentralized Message Transfer Protocol (以後、DMTP)を提供するHighphen Pte. Ltd.(シンガポール所在)は、East Ventures、Arriba Studio、double jump.tokyo、絢斗 優(エンジェル投資家)より、シードラウンドで調達。

DMTPは、「Web3のコミュニケーションのインフラを整える」というコンセプトの元、ウォレットアドレスベースでメッセージのやり取りができるプロトコル。ユーザー同士でメッセージの送受信をすることはもちろん、Dappsがユーザーに対して通知やメッセージを送信することも可能だという。更に、Communicate to Earnや世界初のChat Sticker NFT(NFT化したチャット内スタンプ)を実装。資金は採用、開発に充てる。元リリースはこちら

Series A

東京ファクトリーがプレシリーズAで2.5億円を調達(2022年9月21日発表)

(Proceedクラウド画面/Credit:東京ファクトリー社プレスリリース

株式会社東京ファクトリーは、共同リードであるSBIインベストメントおよびDIMENSION、ならびに既存投資家であるANRIより、プレシリーズAで2.5億円を調達。

東京ファクトリーは「日本発の世界標準となる製造業SaaSをつくる」をビジョンに製造業向けSaaS「Proceedクラウド」の開発・提供を行う。

  • 遠隔現場の可視化により、これまでは出張やメール/電話でのヒアリングにより行っていた外注品の進捗・品質管理を合理化
  • 自工場の製造記録の蓄積・可視化により、TQM(Total Quality Management)活動や技術伝承を推進

現在は、大型構造物の受注生産を行う重工メーカー、海外外注品の管理を行う大手エンジニアリング会社、プラント・船舶メンテナンス会社などでの導入・活用が進んでおり、2022年6月時点で、世界10ヶ国で40社の利用実績があるという。今回の資金は、ユーザビリティ改善、開発組織の強化と、顧客サポート強化のための人材採用に充てる。元リリースはこちら

FivotがシリーズAで約10億円を調達(2022年9月21日発表)

(Credit:Fivot社プレスリリース

スタートアップ向け融資事業「Flex Capital」、個人向け積み立てアプリ「IDARE(イデア)」を運営する株式会社Fivotが、Angel Bridgeをリード投資家とし、SBIインベストメント、SuMi TRUSTイノベーションファンド、三井住友銀行、SMBCベンチャーキャピタル、新生企業投資株式会社グループ、Sony Innovation Fund、ならびに既存投資家のキャナルベンチャーズ、DEEPCOREより、シリーズAラウンドで総額約10億円を調達。

Flex Capitalでは、「株式発行による調達」と「銀行融資」の間を埋めるべく、スタートアップに向けてデット性の商品を複数展開。Flex Capitalにおいては、D2C/EC事業者が支払う必要がある請求書を立替払いする「請求書立替」、リカーリングビジネス(サブスクリプションなどの継続収益を得ることを目的としたビジネスモデル)を展開する事業者の将来売上を先取りして実現する「Revenue Based Finance」、レイタースタートアップの経営の自由度を高める「ベンチャーデット」の3プロダクトを展開。今回の資金は主に「Flex Capital」サービス拡大に充て、今後1年間で累計融資総額50億円を目指すという。元リリースはこちら

Series C

チャレナジーが総額12億円を調達(2022年9月22日発表)

台風もエネルギーに変える「垂直軸型マグナス式風力発電機(以下 マグナス風車)」を開発する株式会社チャレナジーは、前澤ファンドより総額約12億円を調達。

(プロペラのない風力発電機/Credit:チャレナジー社プレスリリース

同社は、2011年の福島の原発事故をきっかけに日本のエネルギー問題に着目。世界的にも気象環境の厳しい日本において風力発電を普及させるべく、マスナス力と垂直軸を組み合わせた風向風速の変化に強いマグナス風車を開発し、世界で初めて実用化を成功させ、2018年8月に沖縄県石垣島で10kW機の実証実験を開始。2020年度には10kW機を量産化し、2021年8月にフィリピンに10kW機の稼働開始している。今回の資金は 風車の大型化開発の本格着手等にあてる予定。元リリースはこちら

金額等不明

Umee Technologiesがクオンタムリープベンチャーズから調達(2022年9月20日発表)

(Credit:Umee Technologies社プレスリリース

商談現場での成約率を高め、トップセールス輩出を効率化する商談アシストプラットフォームを提供するUmee Technologies株式会社が、クオンタムリープベンチャーズより資金調達。同時に、リアルタイムに話術を解析・最適なアシストを提案するサービス「Front Agent®」のベータ版公開を発表。

CEOの新納社長は、2012年3月に電気通信大学大学院情報理工学研究科先端ロボティクスコースを修了後、東証一部上場企業とベンチャー企業(シリコンバレー進出)の事業を経験し、起業。大手企業・ベンチャー企業の事業経験があるメンバーが設立し、国立大学法人電気通信大学の卒業生が初めて同大学の大学認定ベンチャーを取得した新しいタイプの電気通信大学認定企業であるという。AI商談アシストプラットフォーム「Front Agent®」はSalesTechの中でも話術をAIがサポートしてくれるもので、クローズド版ローンチから3ヶ月で400件のAIアシストを実施。今回の資金は開発及び採用の強化に宛て、高度な話術支援技術の提供やCRMとの連携強化を目指す。元リリースはこちら

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