2022年8月22日から2022年8月26日に発表された資金調達ニュースのうち、JP Startups(ジャパスタ)が注目する案件をピックアップしてお届けいたします。
Seed Round
株式会社Zenmetryがプレシード調達を実施(金額非開示)(2022年8月26日発表)
「人と仕事をなめらかに進化させ続ける」をミッションに掲げ、メールや複数のチャットソフト、ワークスペース、チャンネルを統合的に管理できるWebサービス「ゼンメトリー(ベータ版)」を提供する株式会社Zenmetryは、MIRAISE (ミレイズ)、デジタルハリウッド株式会社より、2022年8月15日にプレシードラウンドの調達を実施。
「ゼンメトリー」は、代表の長友好江(ながとも・よしえ)氏がプログラミングを学んだ起業家・エンジニア養成スクールG’s ACADEMY主催の2022年2月の卒業制作DEMO DAY「GLOBAL GEEK AUDITION」で優勝ならびにオーディエンス賞の2つの賞を受賞した事業アイデア。デジタルハリウッドによる出資はG’s ACADEMY関連のものとなる。元リリースはこちら。
Series A
LIFEHUB株式会社が1.6億円を調達(2022年8月23日発表)
最先端のテクノロジーを駆使により「人類の身体的な制約からの解放」という経営理念、ミッションを掲げ、その第一弾として、二輪起立構造を実装した次世代型電動車いす「TRANSELLA(トランセラ)」(仮称)のリリースを目指すLIFEHUB株式会社は、2022年8月23日、新規株主の株式会社ナノバンク、ならびに、既存株主であるインキュベイトファンド株式会社から、1.6億円を調達。
今回調達した資金は、2023年11月の発売開始を目指している「TRANSELLA」の開発及び広報活動に活用する予定。元リリースはこちら。
エシカル・スピリッツ株式会社が約2億円調達(2022年8月23日発表)
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」を目指し、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社は、さらなる事業拡大に向けて、Beyond Next Ventures株式会社による追加出資をはじめ、新たに、サントリーホールディングス株式会社や、株式会社ベクトル、SMBCベンチャーキャピタル株式会社を迎え、約2億円超を調達。
現在建設を進めている新たな再生型蒸留所と、引き続き海外を拠点とした販路の更なる拡大へ投資する予定。元リリースはこちら。
エシカルスピリッツの創業ストーリーはこちら!
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Series B
株式会社obnizが3.5億円を調達(2022年8月23日発表)
独自のファームウェアレス技術、安価なマイコン、クラウドを用い、高性能CPUレベルの開発自由度と効率化を実現したIoT開発・運用支援システム「obniz(オブナイズ)」を提供する株式会社obnizは、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Kajima Ventures Pte. Ltd.、西武しんきんキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社を引受先とする第3者割当増資、ならびに、株式会社商工組合中央金庫からの融資により、総額3.5億円のシリーズBラウンドとなる資金調達を2022年7月29日に完了。なお、これにより資金調達の累計は、約5.6億円となる。
製品のさらなる開発を進めるほか、開発・セールス・カスタマーサクセスなどの人員獲得および体制拡充の実施、obnizの認知向上へのマーケティング、海外展開を行う予定。元リリースはこちら。
Series D
スタディプラス株式会社がシリーズD調達(金額非公開)(2022年8月24日発表)
学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、出版と共同で取り組んでいる電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」などを展開するスタディプラス株式会社は、既存投資家であるRFIアドバイザーズ株式会社運営ファンド、株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)に、新たにフィデリティ・インターナショナルを加えた3社を引受先とし、シリーズD調達を実施。
既存サービスの機能強化、新機能開発のほか、人材採用やマーケティング活動強化を行う予定。元リリースはこちら。
編集部コメント
シード調達が多かった週だが、独自の視点で今後の成長が期待される5社をピックアップ。特に、G’s academyのDEMODAY優勝者が起業したZenmetry、小学生の頃からプログラミングやハードウェア開発に取り組んで早稲田大学で出会った2人が起業に至ったobnizなど、起業メンバーのストーリー性が強いスタートアップは想いが詰まった事業になることが多く、今後が楽しみである。
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